【WordPress】現在のカテゴリー名とその直近の子カテゴリーリストを表示する

※当ブログのリンクには一部広告が含まれています。

カテゴリーページ(category.php)で、

現在表示しているカテゴリーに子カテゴリーがあればリンク付き子カテゴリー名を表示、なければ何も表示しない

という設定を、get_cateogryget_categoriesを使って実現する方法をご紹介します。

例えば下の画像のように、現在表示しているカテゴリー名の下に直近の子カテゴリーのリンクを表示させたい場合などに使えます。

child_cat

「A」は子カテゴリーのリンクをテキストで表示、「B」は子カテゴリーへのリンクと画像を表示させてカテゴリーのインデックスページのような役割を持たせたりすることもできます。

「B」で表示する画像は、アイキャッチ画像やカスタムフィールドで登録した画像を引っ張ってくるイメージです。

カテゴリー例:

  • レディースファッション
    • トップス
    • ボトムス

【この記事を書いた人】

Adobe使用歴20年以上、Webデザイナー歴15年以上、フリーランス歴10年以上のApple/運動好きな2児の母。Apple/クリエイティブ/運動/ライフスタイル関係の情報を発信中。プロフィール詳細

サンプルコード

<?php
    $thisCat = get_category($cat); //現在表示しているカテゴリー情報を取得
    echo '<h1>'. $thisCat -> name. '</h1>'; //現在表示しているカテゴリー名を表示

    $args = array(
    'parent' => $cat //現在のカテゴリーの直近子カテゴリーを取得
    );
    $catChildren = get_categories( $args ); //上記の条件でカテゴリー情報を取得
    if($catChildren){ //子カテゴリーがある場合、子カテゴリーを表示する
    	echo '<ul>';
    	foreach($catChildren as $catChild){
    		echo '<li><a href="'. get_category_link($catChild->term_id). '">'. $catChild -> name. '</a></li>';
    	}
    	echo '</ul>';
    }
?>

簡単な解説

$thisCat = get_category($cat);
echo '<h1>'. $thisCat -> name. '</h1>';

現在表示しているカテゴリーの名前を表示させます。上記の画像の例だと「レディースファッション」です。関数get_categoryについては「【WordPress】混乱しやすいget_categoryとget_the_categoryの違いと使い分け方」で詳しく書いています。

$args = array(
'parent'  => $cat
);

パラメーターを指定します。「parent」は、指定したカテゴリーIDの直接の子カテゴリーを取得します。孫カテゴリーがあっても、直近の子カテゴリーのみです。全ての子孫カテゴリーを取得したい場合は「child_of」を使います。

カテゴリーページでは$catには現在表示しているカテゴリーIDが入りますので、「現在表示しているカテゴリー(ID)の直近子カテゴリーを取得せよ」という命令になっています。

$catChildren = get_categories( $args ); 

先ほど指定したパラメーターでカテゴリー情報を取得し、$catChildrenに格納します。子カテゴリーがあれば、$catChildrenに子カテゴリーの情報が配列で入ります。get_cateogiresの代わりに、get_terms(‘category’ $arg)でも同じように取得できました。

後は「子カテゴリーがある場合」に表示する条件分岐を書き、子カテゴリーの配列から要素を一つずつ取り出して「get_category_link()」でカテゴリーリンクを、「$catChild -> name」で子カテゴリー名を取得して表示させます。

使用関数

WordPressのカテゴリー表示や関数の使い方については、以下の記事でも解説しています。