【レビュー】スキャンピーで本を電子化(PDF化)してみた!料金や特徴を解説【評判】
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本を電子化したいけど、自分でスキャンするのは面倒だし、うまくできるか分からない…。いい方法はないかな?
今回紹介するスキャン代行サービス「スキャンピー」なら、大切な本や書類をリーズナブルな価格で電子化(PDF化)でき、タブレットやスマートフォンなどで、いつでもどこでも気軽に読むことができます。
本記事では、スキャンピーの特徴や料金、実際に利用してみた感想、注文の流れ、電子化するメリット、おすすめのPDF閲覧アプリなどをまとめました。本の電子化を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
【この記事を書いた人】
写真畑出身のフリーランスWebデザイナー。Appleと筋トレ好きな2児の母。主婦/デザイナー目線でApple/クリエイティブ/運動/ライフスタイル関係の情報を発信中。プロフィール詳細
目次
本を電子化(PDF化)できる「スキャンピー」とは
「スキャンピー」は、手持ちの本や書類、ハガキなどを電子化(PDF化)してくれるスキャン代行サービスです。PDF化された本はスマートフォンやタブレット、パソコンなどでいつでもどこでも楽しむことができます。
手持ちの本だけでなく、Amazonなどのネット通販で購入する本をスキャンピーに直接送り、PDF化することも可能です。
スキャンピーでできること
- 手持ちの本を裁断&スキャン代行しPDF化(電子化)
- Amazonなどオンライン書店で購入する本を直接PDF化(電子化)
- 書類・名刺・ハガキのPDF化(電子化)
安いのに高品質!スキャンピーの特徴
最高級の業務用スキャナでスキャンするので、高品質なPDFデータが作成可能です。料金もA3サイズまで1冊88円〜とリーズナブル。実店舗もあり、100冊からの無料集荷や持ち込みも可能となっています。
実店舗があるのは安心ですね。
\ 1冊88円から本を電子化できる!/
スキャンピーの料金
スキャンピーの料金は「基本料金・オプション・納期・納品方法」の組み合わせで金額が決まります。オプションなしで、納期・納品方法も通常のものを選べば、基本料金だけで済みます。
基本料金
基本料金には以下のものが含まれます。
基本料金の内容
- 全ページグレースキャン
- 超大判A3サイズまで一律料金
- 表紙カバースキャン込み
- ファイル名変更
- 折込ページや付録、小冊子などもスキャン
プラン | ページ数 | 料金(税込) |
---|---|---|
基本料金 | 1〜300ページ | 88円/冊 |
301ページ〜無制限 | 176円/冊 |
【10冊以上でお得】バリューパック
10冊以上注文する場合は、人気のオプションを付けた「バリューパック」プランがおすすめです。
バリューパックの内容
- 10冊から受付の人気プラン
- ページ数無制限
- フルカラースキャン
- OCR処理
- ファイル名変更
プラン | ページ数 | 料金(税込) |
---|---|---|
バリューパック | 無制限 | 231円/冊 |
オプション
基本料金は全てグレースキャンなので、カラーでスキャンしたい場合はオプションの購入が必要です。といっても、1冊プラス55円なので、オプションつけても安いですね。PDFでテキストを検索したい場合は「OCR処理」のオプションを付けてください。
オプション | 料金(税金) | 内容 |
---|---|---|
表紙のみカラースキャン | 55円/冊 | 表紙カバー、表紙(厚紙部分)、続くカラーの口絵部分を全てカラーで、残りはグレーでスキャン |
フルカラースキャン (全ページ) |
55円/冊 | 表紙カバーから本文、裏表紙まで全ページカラー |
\おすすめ!/ おまかせ便 |
55円/冊 | 作業員が適切なカラーオプションを判断してスキャン |
パーフェクトスキャン | 110円/冊 | 表紙カバーからカバー袖、表紙(厚紙部分)、本文、裏表紙(厚紙部分)、裏表紙カバーまで全てをスキャンするオプション(帯なし) |
OCR処理 | 88円/冊 | 本文の文字検索が可能になる |
各種電子書籍端末最適化 | 88円/冊 | PDFデータをiPadやKindleなど希望の端末に最適化する |
JPGファイル化 | 88円/冊 | 1冊ごとにzipファイルに圧縮して納品 |
納期
通常は25日〜ですが、オプションを付けることで早く仕上がります。
納期 | 料金 | |
---|---|---|
特急便 | 2日以内 | +110円/冊 |
7日便 | 7日 | +55円/冊 |
通常便 | 25日〜 (冊数によって変わる) | +0円/冊 |
納品方法
通常の納品方法は、メールで送られてくるURLをクリックしてダウンロードする「ダウンロード納品」です。その他にもDVDやUSBでの納品も提供しています。
納品方法 | 料金 | 内容 |
---|---|---|
ダウンロード納品 | 無料 | パスワードで保護されたダウンロードURLがメールで送られてくる |
DVD納品 | 880円/冊 | DVD-Rで納品。海外配送(EMS)は+1,000円。配送料込み |
USB納品 | 1650円/冊 | USBメモリで納品。配送料込み |
【計算例】200ページの書籍に「おまかせ便・7日便」のオプションを付けて・ダウンロード納品で受け取る。
基本料金(88円)+おまかせ便(55円)+7日便(55円)+ダウンロード納品(無料)=198円/冊
料金シミュレーターで実際にかかる料金を計算できるよ!
本の電子化の注意点
本を電子化する際に重要な注意点がいくつかあります。
本は裁断され、返却されない
本は裁断してスキャンされます。裁断後の本は返却されず、リサイクルされて再生紙として生まれ変わります。(書類やハガキ等は返却可能)
スキャンできない本がある
著作権の関係上、スキャンできない作者の書籍やカテゴリーがあります。結構種類が多いので、注文前にスキャン対応不可の著作者一覧を必ず確認しておきましょう。これらの書籍が送られてきた場合は、着払いでの返却か廃棄となるので注意が必要です。
- コミック雑誌・文芸誌 (著者判断が困難なため)
- 極端に紙質の薄い辞書・聖書・六法全書・タウンページ・新聞紙など
- 極端に紙質の厚い絵本、アルバム、写真集など
- A3サイズよりも大きな本
- 戦前の本や濡れや破れなど損傷が著しく激しい本
- 裁断済みの本
- 市販の書籍のコピー、再製本
- 図書館所蔵の書籍
- 著作権者様の許諾を得られていない書籍
本は戻ってこないので、よく考えよう!
スキャンピーを利用した感想
実際にスキャンピーを利用して感じたことをまとめました。
本の電子化が想像していたよりも簡単で安かった!
私はよくiPadで読書をするので、いつかは手持ちの本を電子化したいと思っていたのですが、何となく「手間がかかりそう」「大量に電子化したら料金が高そう」となかなか手が出せずにいました。
そんな時にスキャン代行サービスを知る機会があったのですが、ネットで度々見かけるスキャンピーを利用してみたら、想像していたよりも安くスムーズに電子化できました。
今回は300ページ以下の本を「おまかせ便・OCR処理・特急便」のオプション追加で注文をし、1冊あたり341円で電子化。通常納期なら231円/冊とさらに安くなります。
注文から納品まで、迷うことなくスムーズに行えました!
仕上がりが美しく、文字や写真がきれい!
料金が安いのは嬉しいですが、気になるのがスキャンの画質。安いと画質も悪いのでは?と思っていましたが、本と変わらないくらいの綺麗な仕上がりでした!
最高級の業務用スキャナを使用しているとのことで、画質はかなりよかったです。傾きや繋ぎ目なども見当たりませんでした。
写真を拡大すると、ピントが合っている部分がはっきりと分かります。
文字も滲みなどなく読みやすいです。老眼や目が悪い人でもストレスなく読めるはず。
スキャンをお願いした1冊はかなり古い本で、周辺には黄ばみがありました。どうスキャンされるのかなと思っていたのですが…。
黄ばみもそのままスキャンされていました。黄ばみは除去されるのかと思っていましたが、フルカラースキャンの場合は原本のままの発色されるようです。
注意黄ばみ除去を希望する場合は、おまかせ便(+55円)・表紙のみカラースキャン(+55円)・パーフェクトスキャン(+110円)のいずれかのオプションを選択してください。フルカラースキャンのオプションは原本のままの発色、本のヤケ(強い黄ばみ)の完全除去はできません。
大切な本やハガキをきれいな状態で長期保存したい人も満足できる仕上がりです!
予算に応じてスキャン・納品方法、納期を選べる!
基本料金は全ページグレースキャンですが、オプションが豊富なので、必要なものだけを選べるのが良心的。
無料の通常納期は25日〜と長めですが、急ぎであれば+50~100円/冊で最短2日で仕上げてくれるのも助かります。
スキャンピーの気になった点
スキャンピーを利用して気になった点をまとめました。
送料がかかる
スキャン自体はとてもリーズナブルなのですが、手持ちの本を送る時の送料が結構かかります。
重い本は数が多ければ送料は高額になります。無料集荷サービス(地域限定)は100冊以上から受け付けていますが、注文前に送付方法や送料も確認しておくと安心です。
郵便局や宅配業者の集荷を利用すると楽です。
メールが多い
注文後にスキャンピーからのメールが5通(PayPalからのメールを含めると6通)来ます。送付先や請求書、納品など重要な内容が多いので、見落とすとスムーズに進まなくなる可能性があります。
メールが届いてないと思ったら、迷惑メールフォルダを探したり、以下のリンクを参考にしてください。
問い合わせメールの自動返信がない
注文フォームでメールアドレスを間違えて入力してしまい、お問い合わせフォームからメールを送ったのですが、メール送信後の自動返信メールが来なかったので、こちらのメールがちゃんと届いたかどうか少し不安になりました。
返事はすぐに来たのですが、自動返信メールがあると安心するなと思いました。
注文から納品までの流れ
私の実際の体験を元に、注文から納品までの流れを解説します。
注文から納品までの流れ
- 注文フォームから申し込む
- 2つのメールが届く
- スキャンピーに本を送る
- 料金請求のメールが届く
- 支払いをする
- 納品
1. 注文フォームから申し込む
まずはスキャンピーの「注文フォーム」から申し込みをします。上の画像の①希望のサービスを選ぶを選択すると、オプションや納期、支払方法、納品方法の入力項目が表示されます。
注文フォームで選べる支払方法方は、Paypal決済(クレジットカード)と銀行振込の2種類です。20冊以内の店頭持ち込み限定で店頭支払いも可能となっています。
PayPalアカウントを持っていなくてもクレジットカードで支払いできるので、ご心配なく!
今回は私が普段からよく使うPaypalを選択しました。Paypalについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
注文フォームの入力事項
- 希望のサービスを選ぶ(本の電子化/書類・名刺・ハガキの電子化)
→選択するとオプションや納期、支払方法、納品方法の入力項目が表示される - 名前
- 名前のフリガナ
- メールアドレス
- 郵便番号・住所
- チェックを入れる
- 送信ボタンをクリックする
注文フォームの送信が完了すると、以下の画面が表示されます。
メールアドレスを間違えて入力すると、次のメールが届かないので注意しましょう。
2. 2つのメールが届く
注文後すぐに「【スキャンピー】ご注文ありがとうございます」というタイトルの自動返信メールが届きます。その後しばらくすると「【スキャンピー】書籍送付先のご連絡となります」というタイトルのメールが届くので、記載された送付先に書籍等を送る準備をします。
3. スキャンピーに本を送る
今回は本2冊のスキャンをお願いしたのですが、レターパックライトで送りました。
本の送り方は色々あるので迷うと思いますが、大抵はどのサービスも発送料金を簡単に調べられるので、安い方法を探してみましょう。
4. 料金請求のメールが届く
本がスキャンピーに到着すると、その日のうちに料金請求のメールが届きます。支払方法でPaypalを選択するとPaypalからの請求メールも来るので、メール記載のリンクから支払いをします。
5. 支払いをする
Paypalから届いたメールのリンクをクリックして支払いを済ませます。
Paypalのリンクをクリックすると、上の画像のようにPaypalアカウントもしくはクレジットカードでの支払いを選べます。
スキャンピー側で入金が確認されると、納期の連絡メールが届きます。
6. 納品
今回は納期2日の特急便で注文したので、入金から2日後にPDFのダウンロードURLとパスワードが記載された納品メールが届きました。
スキャンピーからの納品メール
データは30日で削除されるので、早めにダウンロードして中身を確認しておこう!
PDFの閲覧方法
スキャンしたPDFファイルは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどにダウンロードしてからアプリで閲覧するのがおすすめです。
私はよくiPadで本や雑誌を読むのですが、PDF化された本を楽しめるおすすめのアプリを紹介します。
読書するなら「SideBooks」
紙をめくるように読書を楽しめるるPDFビューワー「SideBooks」は、手書きメモ、目次、テキスト検索といった便利な機能が搭載されています。
PDF化された本は本棚に並び、まさに持ち運べる本棚を現実化したデザインとなっています。アプリはiPhone、iPad、Androidで利用可能なので、隙間時間にスマホでサッと読むこともできます。
1ページずつ表示するPDFビューワーが多い中、見開きで本のように表示してくれるのがアナログ感があって気分が上がる!
勉強するなら「Goodnotes 6」
iPadの手書きノートアプリとして人気の高い「Goodnotes 6」は、PDFの閲覧や管理だけでなく、勉強に役立つ機能が豊富です。
例えば「マスキングテープ」機能は、隠したい文字をマーカーで塗りつぶした後にその部分をタップすると、隠れた文字が表示されるので、暗記したい時に便利です。
元々はノートやメモを書くアプリなので、本を表示させながらノートを取るなんてことも簡単にできます。
Goodnotesの使い方やおすすめのノートアプリの活用方法は、以下の記事で紹介しています。
上記以外のPDF閲覧方法は、スキャンピーの記事「iPadやKindle、スマートフォン等にPDFファイルを入れる手順」をご覧ください。
本を電子化(PDF化)するメリット
本を電子化すると様々なメリットがあります。スキャンピーでは低価格で電子化できるので、本の置き場所や移動に困っている方や、タブレットやスマートフォンで読書を楽しみたい方は検討する価値ありです。
お部屋のスペースが広くなる
本棚のせいでお部屋が狭くなっていませんか?1回読んだら終わりというような本でも、何となく取っておきたかったり、捨てられなかったりして、本がどんどん増えていくこともあるかと思います。
増えてしまった本はデータ化すれば、捨てる罪悪感を抱くことなく、一気にお部屋のスペースを増やせます。
本も残せてお部屋もスッキリして、一石二鳥!
複数の本を簡単に持ち運べる — 引っ越しや海外在住の方にも便利
PDF化された本はスマートフォンやタブレットに入れて、いつでもどこでも何冊でも読むことができます。引っ越しで大量の本を運んだり、海外に住んでいる方が日本の本を購入して送ったりといった作業も不要です。
海外在住の方は、Amazonなどのネット通販で購入する本をスキャンピーに直接送れば、いつでも簡単に日本の本を読むことができます。
タブレットやスマートフォンが本棚に!
本文を検索できるので、必要な情報をすぐに見つけられる
Goodnotes 6で単語を検索した例
OCR処理をすることで、本文を検索できるようになります。大量の本の横断検索も可能なので、目的のページを一発で開けます。※OCR処理はオプションとなります。
PDFを閲覧するアプリによっては、ページのブックマークや目次のカスタマイズ等ができるので、さらに利便性が高くなります。
ノートアプリのGoodnotes 6では、上の画像のようにPDFのページをサムネイル表示でき、ブックマークや目次の追加が可能です。
綺麗な原稿であれば、OCR処理は97%〜99%の認識精度とのことです。
GoodnotesでのPDFの検索や目次を追加する方法は、以下の記事で解説しています。
気軽に書いたり消したりできる
前章で紹介したようなPDFに書き込みができるアプリを使えば、iPadで使えるApple Pencil(スタイラスペン)でマーカーを引いたり、メモを追加したりできます。問題集では、答えを書いて丸付けをしたあとに消せば、何度でも繰り返し問題を解くことができます。
PDFを使った勉強方法は、以下の記事で解説しています。
勉強関係では、本当に使い勝手がよいです。
文字サイズを調整できるので、読みやすさが向上する
最近老眼が酷くなり、昔の文庫本は字が小さすぎて読めなくなってしまったのですが、電子化された本はピンチアウトやアプリの設定で文字を拡大できるので、老眼鏡を忘れても問題なく読めます!
紙の本と異なり、経年劣化の心配がない
長く取っておきたい大切な本ほど、紙の劣化は気になります。スキャンピーでは、黄ばみや劣化したページもきれいな状態でスキャンしてくれます。
まとめ
今回スキャンピーで初めて本を電子化してみたのですが、思っていた以上に綺麗な仕上がりだったので頼んでよかったです。
本を電子化したいと思っている方は、一度スキャンピーを試してみてくださいね。
iPadでレシピ本を見ながら料理したり、子供が問題集を繰り返し解いたりと、PDF化された本は大活躍!
\ 1冊88円から本を電子化できる!/
本ブログでは、iPadによるPDF活用方法やノートアプリの使い方を紹介しています。ご興味がある方はぜひご覧ください。